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~怒りを静める方法~

今日は、感情のコントロール、特に「怒りを静める方法」をみなさんとご一緒に考えて行きたいと思います。私たちの多くは、怒って人間関係をダメにした経験を持っていることでしょう。怒りによって友人関係を壊したり、夫婦関係が破綻したり、家庭が崩壊したり、あるいは恥かしい思いをしたことがあるでしょう。


【怒ることは悪くない!】
この時間の中で出来る限り、怒りを静めるコツを見て行きたいと思っています。
まず大事なのは、「怒ることは悪くない」ということです。よくついカッとなってしまう自分が嫌いだという人がいますが、怒りは私たちが持っている通常で、正常な感情です。
感情には決して良し悪しはありません。怒りを感じるのは、「何かが間違っている」というサインなのです。ですから、怒りをムリに抑えることはせず、相手に上手に伝える事が大事になってきます。


【何が悪いのか?】
では、怒りの何が問題なのでしょうか?怒りという事について何か問題はあるのでしょうか?
それについては、主に3つあると思われます。
最初は、「自己中心の怒り」です。自分が面白くない、つまらない、自分勝手な意見のために怒りだすというのはNGです。次に、怒りと共に、暴力・暴言・無視を行動に移すことはNGです。最後は、怒りを当日中に処理しないで、次の日以降に持ち越すことです。これらのものは、簡単に人間関係を壊し、相手の心に大きな傷を残す事になるからです。また自分の心が醜くなるのは言うまでもありません。


【怒りが爆発すると・・・】
次に、怒りが爆発すると、どんな問題が起こるかを見て行きたいと思います。まず第1に、人間関係が壊滅的ダメージを受けます。人間関係をつくるのには、多くの時間と労力とお金がかかります。これらのものを怒りは一瞬にして破壊してしまい、関係が回復不可能にまで追い込まれることがあるのです。

第2に、相手を傷つけることにより、憎しみや恨みが生まれます。この感情はなかなか消えません。また、その感情により、相手の人を苦しめることになります。

第3に、後悔するでしょう。そして自分が嫌いになり、心の傷が生まれます。後悔することにより、自信がなくなります。そして自己嫌悪の中、セルフイメージも低下していきます。そして怒りの結果として、心の傷ができます。心の傷ゆえに様々な人間関係がぎこちなくなってしまうのです。そして、病気になる可能性も大きくなると言われています。私たちの体は、血液や皮膚、髪の毛や細胞を次から次へと製造している、一大化学工場です。私たちが怒ると、体内で毒性物質が製造され、病気の原因になってしまうのです。


【怒りを静めるステップ】
ここまで見てきたように、怒りを爆発させて、いいことは何もありません。
もし、皆さんが怒りを感じて抑えられそうになくなったら、怒りを静める次のステップを覚えてください。
1番目は、よく考え、冷静になるということです。怒ったら、心の中で10数えてみてください。それでもダメそうなら
20、あるいは100まで数えてください。とにかく冷静になることを覚えましょう。

2番目に、相手に自分の怒りを伝えるということが重要になってきます。「怒りを我慢します」という方がおられますが、ストレスがたまるだけで、後で必ずもっと悪い影響が出ますので、我慢することはオススメできません。大事な事は、「アイ(私)・メッセージ」で伝えることです。これがとても大切です。
これは、自分がどう感じているか、どうしてもらえたら嬉しいか、具体的に希望を話すということです。
「相手」を主語にしないで、主語は「自分」にして下さい。相手を責めず、自分は「悲しかった」とか、「つらかった」、「私は、こんな風に感じた」というように、自分の感じ方、希望を具体的に落ち着いて話します。このように冷静に話したら、相手も売り言葉に買い言葉というような悪循環には陥りません。

さて、最後のステップです。これが一番難しいかもしれません。あなたは怒ったら、最後には自分の中で相手を赦さなければなりません。もし最初に相手の非がある場合は、その赦しを伝える必要があります。そして、自分にも悪いところがないか考えます。もしあれば謝りましょう。

よく「謝ることは私のプライドが許さない」という言葉があります。しかし、その言葉を聞くたびに、「たいしたことのないプライドだ」と思ってしまうのです。自分の立場を守り、プライドが傷つかないようにするよりも、相手を赦し、謝る方がよほど勇気が必要であるし、人格的に優れている事は明らかです。私は「謝らないのは私のプライドが許さない」とした方がいいと思っています。その方がよほど潔いし、尊敬を得られるでしょう。聖書には多くの怒りについての言葉が記されています。いくつか見て行きたいと思います。

『怒りをおそくする者は勇士にまさり、自分の心を治める者は城を攻め取る者にまさる。』箴言16:32

『愚かな者は怒りをことごとく表わし、知恵ある者は静かにこれをおさえる。』箴言29:11


【唯一の解決方法】
しかし、以上のことを試みても、どうしても怒りが収まらない場合があります。実は、人格から受けた傷は、相手の人格を傷つけるまで癒されないからです。それだから、私たちは口喧嘩をすると、その仕返しに無視して相手を傷つけたり、中傷したり、悪口という姑息で卑怯な手段を用いてまで相手を傷つけようとするのです。本当に人間は悲しくて哀れだと思わずにはいられません。

では、多くの人が信頼する心理学ではどのような解決方法があるのでしょうか。勿論、人を傷つけるのは論外ですから、心理学では他のものに怒りをぶつけるという手段がとられます。何かの物に怒りをぶつけたり、あるいは様々な方法で怒りを発散させるというものです。これはある程度の効果があります。しかし、先ほどの話のように人格から受けた傷は人格に返さなければ傷は残り、心は癒されません。

そこで、今日は唯一の解決方法を皆さんにお知らせしたいと思います。
それは、どうしても怒りが収まらない時は、イエス様に怒りをぶつけるという方法です。聖書にはこの方法が唯一の心に出来た傷を癒す方法だと記されているからです。
聖書にはこう記されています。

『彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、彼の打ち傷によって、私たちはいやされた。』イザヤ53:5

私たちが心に傷を受け、どうしても加害者にその傷を、同じ痛みを味あわせてやりたいと思ったら、それをイエス様にぶつけてください。その傷を彼が負う時、あなたの心は癒されていくのです。
よく分からない方もいるでしょう。このことは、これからの礼拝で順番に話して行きたいと思っています。
ただこのことだけは覚えてください。イエス・キリストは、十字架上であなたが背負ってきた傷、痛み、悲しみ、苦しみ、涙を全部背負ってくださったのです。あなたがそれを受け入れるなら、人にはとうてい理解できない心の平安がやってくるでしょう。私はそうして心の傷を癒してもらってきたのです。

最後に少しだけ、みなさんが教会へ通い続けることのメリットをお知らせしましょう。
アメリカのデューク大学医療センター「レッドフォード・B・ウイリアム博士」は、こんな研究結果の発表をしました。

 ・他人に対して敵意や怒りを抱く人は、そうでない人よりも5倍以上心臓病で亡くなる可能性がある。
 ・教会によく通う人ほど血圧を低く保てる。

みなさん、怒りを静めること、そして教会に通うメリットを理解してもらえたでしょうか?

ここにいる恋人、夫婦のためのワンポイントレッスンをして終わりたいと思います。特に男性に対してです!次の言葉を言うように練習しましょう。

①それをいうべきではなかった。②すまない。③どうか許して欲しい。④君を愛している

それでは皆さん、よい1日をお過ごし下さい。