今年から、長女と長男が日本人学校の幼稚園に通い始めた。
以前は2人とも2年間、韓国の幼稚園に通っていたので、韓国語はだいたい
理解して話していたようだが、最近は、めっきり韓国語が減っている。
今年に入り、日曜日の8時は家族全員でテレビの前に勢ぞろいし「篤姫」を見るのが
我が家の定番になってきた。


5歳の長女は、普段の日本語会話は遅れているのに、
時代劇の言葉は面白いようで、少しずつ覚えている。
先日、妻が夕食にパスタを作って娘の前に「はい、できたよ!」と皿を出した。
すると娘は一言、「見事じゃ」。


テレビを見せるのは、よくないと思いつつも、
慣れない外国の都会では、NHK放送が、ひと時の楽しみになることは
仕方のないのかもしれない。願わくば、うちの長女も「篤姫」のように天真爛漫で、
賢い娘に育ってほしいと思う。


その夜、子供たちに時代劇風の言葉で話したところ、大うけだった。
騒がしくしていると、妻までが「ええぃ、静かにせぬか!」と叫び始めた。
狭い我が家で「篤姫」が2人いるのは大変かもしれない。