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最近、教会や日本語学院で親しくしていた韓国人の友人や、生徒たちが次々と海外へ旅立っていくので、何かとお別れ会が多くて忙しい。昨日も家に帰った時には日付が変わっていた。当然今朝の7時半からのクラスは少々厳しい・・。

昨夜の主役は、元モデルの25歳イケメン男性である。身長185cm、顔も韓国で言う、握りこぶし大の小さな顔だ。一緒に町を歩いていると、やはり女の子の視線は彼に行く。でもそれだからといって嫌味はなく、男からも好かれるような性格は、いたって優しくてイイ奴という感じだ。

彼は、毎朝7時半の日本語による聖書クラスに、ほとんど休まずに出席していたほどの、大の日本好きである(聖書はあまり知らなかったが)。彼は日本に留学したかったらしいのだが、日本語能力をつけるのにもうしばらくかかるというので、イギリスに5年間の予定で出発することになった。博士号を取るまでは帰らないそうだ。昨日は飲みながら(私はサイダーで乾杯)いろいろ話しをした。「軍隊の話で盛り上がるのは韓国人男性の特徴ですよ」と、隣りの女子生徒が耳打ちしてくれた。案の定、酒が回ると、いかに自分がいた部隊の訓練が厳しかったかを大きな声で話し出した。

他に女性が3人いたので、彼女たちの希望で最後は「ノレバン」(カラオケ)に行った。主役の彼は、マイクを持つとプロ級のうまさだった。女の子たちも歌い慣れているようだったので、私も調子にのって「いとしのエリ-」を熱唱してしまった(あまり最近の曲は知らないので・・)。「先生、歌うと人が変わりますね~」と皆に笑われ、恥ずかしい思いをした。

帰りに彼が、「ロンドンにもカラオケがあるかなぁ~」とつぶやいていた。慣れ親しんだソウルに別れを告げるのが寂しいのだろう。今朝のクラスが終わったあと「皆さん、今日で私は最後です。いろいろお世話になりました」と頭を下げて帰っていった。

他にも日本などに行く人が多い。せっかく仲良くなれても、みんな海外へ行ってしまうのは正直寂しい。今は家族が沖縄に帰っているから、なおさらかもしれない。

私が今いる日本語学院に来る生徒は、大学生から社会人まで色々だが、みな日本語を話すのが一番楽しいらしい。大学や会社でストレスが多いせいだろうか、この学院にいるときはリラックスできるとか。

そういえば、昨日あるクラスにいた弁護士さんも、「忙しい仕事の合間に、この学院で日本語を話すのが一番楽しい」と言っていた。優しく温厚な人柄だが、仕事は相当なやり手のようだ。野球選手や、芸能人などが、彼の顧客らしい。来月にはおめでたいことに、ある芸能人と結婚するようだ。私がその話をすると「どこで聞きましたか?」と恥ずかしそうな彼。インタ-ネットのニュ-スで顔写真アップのツ-ショットが載っているのだから、どこで聞きましたかもないものだが・・・。

その彼が苦笑いしながら教えてくれたことがある。インタ-ネット記事での彼のプロフィ-ル欄には、身長180cmとなっていたそうである。本当のところはどう見ても170cmなのだが・・・。こちらの新聞社は少々適当だと聞いた。他にも色々あることないこと、少しづつ手が加えられているかもしれない。

海外へ旅立っていった多くの友人や生徒たちとは、いつまでも偽りのない友達付き合いがしたいと思う。

最近ますます韓国にハマってきた、そんな私の1日だった。