大学のキャンパスに住んでいるせいか、夜ぶらりと歩くと、
若い学生のカップルが、ちらほらと手をつないで歩いていたりする。
自分の昔を懐かしく思ったりするのだが、先日、韓国での若いカップルの
厳しい現実を聞くことがあった。

韓国では同じ姓の人は、結婚できないらしい・・・
例えば、金と金、李と李、あるいは朴と朴は結婚できないし、
婚姻届を受理してもらえないとか。ただし、本貫(先祖の生まれた土地)が
違えば結婚できるということだ。なんとも不憫な話ではある。
「でも、同じ姓とはいっても、そんなにめったにいないんじゃないの?」と
聞こえてきそうである。

しかし、韓国では「姓」の種類が日本と違って極端に少ない。
日本には、何千、何万?「姓」があるか知らないが、
韓国人の「姓」は、僅か三十数個しかないらしい。
金・李・朴で、韓国人全体の半分近くいってしまうのだから、
当人たちには非常に深刻な問題である。
そんな状況だから、同姓の初対面の男女は、
まずお互いの本貫を聞くそうである。それで同じ土地だった場合、
感情はあっという間に兄・妹のようになるとか・・・

キャンパスの仲睦まじい若いカップルを見ながら、
「彼らにも、そんな苦労があるんだろうなぁ~」と考えるのである。
「ロミオとジュリエット」みたいな情熱を持って、壁を乗り越えて行って、
なんとか想いを成就して欲しいと思うのであるが、やはりなかなか難しいのだろう。
韓流ドラマがあれほどロマンチックで切ないのは、
こういうバックグランドも理由にあるのだろうかと思ってしまうのである。

最近のニュースを見ながら、文化も歴史も兄弟のように
近い国である日本と韓国の間は、ぜひ今の障壁を乗り越えて、
仲睦まじくいて欲しいと思うのであった。

ん・・・? そういえば、「ロミオとジュリエット」は、
想いを成就できなかったんだっけ?
あれっ?エンディングが切なかったような気が・・・