おがちょのつぶやき日記

トロント日系セブンスデーアドベンチスト教会牧師のブログです。

 昨日の昼、1ヶ月前に日本から出した引越し荷物が届いた。
だいたいの箱は、業者の人が開けてくれたのだが、その片づけや
布団、台所用品などは夫婦で夜遅くまですることになった。
終わったのは夜、いや明け方の3時過ぎであった。子供達が寝室で
スヤスヤ寝ているそばで、黙々と片付けと整理をしていたのである。

 荷物が来て、特に感動したことがある。
「台所用品」とメモ書きしてある、クロネコヤマトのダンボール箱から、
日本の味噌や、みりん、酢、だし、調味料の数々、缶詰、様々な食品が
出てきたのである。まるで宝の山だ・・・。(こんなに嬉しかったのは久しぶりだ・・笑)

 私は小さい頃「ロビンソン・クルーソー」や、「十五少年漂流記」などの
冒険ものをよく読んだが、主人公たちが漂流してきた荷物、道具、
食料品などを見つけて感動している場面が特に好きだった。
自分は、まさに昨晩遅く、疲れと睡魔と戦いながら、韓国の地で
その感動を追体験したのである。

 以前、カナダのミッション系大学にいたことがるが、そこでは、
体育の授業の選択科目に、リーダーシップ養成クラスというものがあった。
それは、ロッキー山脈にナイフとビニールシート1枚だけを持ち、
(いつか忘れたが、寒い時期だったように思う)ロッキー山脈で狼の遠吠え(?)
を聞きながら、1人取り残されて、2泊3日を過ごすのである。

 もちろん事前準備は怠りなく行われる。食べられる野草、寝床の作り方、
危険な動物に襲われた時の対応の仕方、様々なことをクラスで叩き込まれる。
行く前には、身体検査まで行われた。だいたい皆、何かをポケットに入れている。
抜け目ないものは、靴や靴下にまで入れている・・・。
そのようなものを全部没収されて、非常時のためのトランシーバーだけを
持たされて、置き去りにされるのである。まさにロビンソン・クルーソーの世界だ。

 何のために行われるのか?
サバイバルを済ませた学生たちはアンケートに答えていく中で
「1人ぼっちの時に何が一番必要だったか?」という質問がある。
そこに多くの若者が、食料や、火や、毛布といった、当座必要なものではなく、
「聖書」と記入していた。

 もちろんキリスト教国であり、ミッションスクールという条件であるからこそ
出てきた答えではあるが、彼らが「聖書」という言葉を書いたことには、
「本当の平安、確実な心の安らぎ、自分の本当の居場所」
などの意味が含まれていると思う。

 日本では、引きこもりや、ニートが100万人を越えているという話を聞いたことがある。
実際に、今までの知り合いや、関係をもたせてもらった友人たちの中に、多くのそういった
人々がおられた。多くの人々は難しい現実と直面している。
そういった人たちと接する中で、「本当の平安、心の安らぎ、自分の居場所」を
見い出せない苦しみを垣間見てきたように思う。

 たくさんのロビンソン・クルーソーたちが、日本でサバイバルをしていると思う。
彼らが、宝物に出会い、本物の平安、心の安らぎ、自分の居場所を見つけてくれることを
心から祈りたい。

 4月の初め、韓国に家族もろとも引越してきました。
ソウルのとあるミッション系大学のキャンパス内。

韓国へは、仕事のために来たけれど、すぐに仕事
という訳ではなく、今は夫婦で韓国語を学んでいます。
1年後には韓国内で仕事を始めることが決まっているので、
結構、切羽詰りながら韓国語の勉強をしている状況です。

キリスト教主義の大学は日本でも多いけれど、こちらは
特別に多いようです。なにせ、国民の4人に1人はクリスチャン
だからです。その反対に日本では100人に1人が
クリスチャンというのですから、大きな違いがある訳です。

なのに、です。自分たち家族は、この韓国で教会を
始めるために来てしまいました。しかも韓国語で。
つまり、宣教師という訳です。

『一見、無謀だと思えるところに道がある。
 だれも通らない所に、通るべき道がある。
 例え、道がなくとも、造るべき道がある。
 「道であり、真理であり、命である」という、
 その道を通って、ゴールにたどり着きたい。』

これから少しづつ、見たこと、聞いたこと、感じたこと、
実際に手で触れたものを書いていきたいと思います。

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